転職したい気持ちはあるのに、毎日仕事や育児に追われて、「何から始めればいいんだろう…」と立ち止まっていませんか?
私は数年前、「今の働き方を変えたい」と思いながらも、何を準備すればいいのかわからないまま転職活動をスタート。
結果は、4か月で100社以上応募し、内定はゼロでした。
今振り返ると、転職がうまくいかなかった原因は、経験やスキルだけではなく
”準備不足のまま動いてしまったこと”
も大きかったと思っています。
だからこそ、この記事では当時の私に「最初にこれだけはやっておいて」と伝えたい転職準備をまとめました。
とはいえ、最初から全部やる必要はありません。
特に大切なのは、最初の①〜③です。
この3つを整理するだけでも、
「どんな仕事を選べばいいのか」
「次に何をすればいいのか」
がぐっと見えやすくなります。
「転職したいけれど、何から始めればいいかわからない。」
そんな方は、ぜひ順番に読み進めてみてください。
転職活動の全体の流れを知りたい方はこちら▶理想の働き方を叶えるために。ワーママ向け転職ロードマップ|転職したいけど動けない…何から始める?後悔しない転職活動の進め方
① 「なぜ転職したいのか」を言葉にする
転職活動を始める前に、まず考えてほしいのが「私はなぜ転職したいんだろう?」ということです。
私は、最初の転職活動ではこれがあいまいなまま動き始めてしまいました。
「在宅で働きたい」という気持ちはあったものの、なぜそう思うのか、自分でもうまく言葉にできていませんでした。
その結果、面接で「転職理由を教えてください」と聞かれたときにあいまいな返答をしてしまったり、求人を見ていても「この会社でいいのかな?」と迷ったり…。
応募ボタンを押せず、時間だけが過ぎていきました。
ぜひ転職活動を始める前に、一度立ち止まって「転職でどんな働き方を叶えたいのか」を言葉にしてみてほしいです。
例えば、
- 在宅で働いて、子どものお迎えに間に合う時間に仕事を終えたい
- 通勤時間をなくして、朝は子どもをゆっくり送り出したい
- 土日祝休みの仕事に変えて、家族との時間を増やしたい
こんなふうに、自分の言葉で一文にしてみるだけで大丈夫です。
この”転職の軸”があると、求人選びにも迷いにくくなりますし、面接で転職理由を聞かれたときにも、自分の言葉で伝えやすくなります。
② 希望条件に「絶対」と「できれば」の優先順位をつける
転職の軸が決まったら、次は希望条件を整理してみましょう。
私が1回目の転職活動で掲げていた条件は、「正社員・在宅・年収キープ・事務職」の4つでした。
しかも、その全部が「絶対に譲れない条件」。
今振り返ると、地方在住でこの条件をすべて満たす求人は本当に少なく、自分で応募できる求人の幅を狭めてしまっていたと思います。
2回目の転職活動では、「在宅勤務」を一番大切な条件にして、それ以外は少し柔軟に考えるようにしました。
正社員にこだわらずパートも視野に入れたことで、「こんな求人もあるんだ」と選択肢が一気に広がりました。
おすすめなのは、希望条件を次の3つに分けて整理することです。
- Must(絶対に譲れない条件)
- Want(できれば叶えたい条件)
- Nice to have(あればうれしい条件)
「全部叶えたい」と思う気持ちは、私もよくわかります。
でも、すべてを「絶対条件」にしてしまうと、それだけ応募できる求人も少なくなってしまいます。
まずは、「これだけは譲れない」という条件を1〜2つ決めてみてください。
③ 自分の強みを見つける
書類選考で落ち続けていた頃の私は、「私にはアピールできる経験なんてない」と本当に思っていました。
でも、転職エージェントに職務経歴書を添削してもらったとき、
「この経験も立派な実績ですよ」
「これは強みとして書けますよ」
と言ってもらえることがいくつもありました。
自分では当たり前だと思っていたことが、実は企業から見ると評価される経験だった――そんなことがたくさんありました。
だから、「私には強みがない」と決めつけないでください。
ワーママは、仕事だけでなく家事や育児もこなしながら毎日を過ごしています。
限られた時間で物事を進める段取り力や、優先順位を考えて行動する力、複数のことを同時に進める力は、ワーママだからこそ身についた強みです。
まずは、職歴だけでなく、仕事や育児の中で「自分がやってきたこと」を思いつくまま箇条書きにしてみてください。
書き出してみると、「これも強みだったんだ」と気づけることがきっとあります。
強みの見つけ方については、こちらの記事でも紹介しています。
▶︎育児スキルは転職の武器になる!ワーママが使える強みの見つけ方5ステップ
▶【産休育休】履歴書・職務経歴書の書き方|ワーママが使える例文と書き方のポイントまとめ
【ここまでできたら十分です!】
「まだあと6個もあるの?」と思った方もいるかもしれません。
でも大丈夫。
①〜③が整理できていれば、転職活動を始める準備は十分です。
私も最初は「しっかり準備してから動こう」と思っていましたが、
実際は求人を見たり、転職エージェントに相談したりする中で、本当に大切にしたい条件や足りないことが見えてきました。
ここまで準備できたら、あとは同時進行でOKです。
残りの④〜⑩は、転職活動を進めながら少しずつ整えていきましょう。

動き始めたからこそ、気づけることも多いです。
最初から完璧を目指さなくて大丈夫!
まずは①〜③ができたら、一歩を踏み出してみてくださいね。
④ 家計の収支を把握する
転職を考え始めると、「収入が下がったらどうしよう。生活できるかな…」と不安になりますよね。
私も、正社員からパートへの転職を考えたときは、収入が減ることが一番の不安でした。
でも実際に家計を見直してみると、「最低限これくらいあれば生活できそう」というラインが見えてきました。
さらに、私の場合は在宅勤務を絶対条件にしていたので、通勤にかかるガソリン代や外食代、仕事用の服にかかる出費が減ることを考えると、「手取りは減っても、思ったより生活は変わらないかもしれない」ということが分かりました。
だからこそ、転職前に一度、家計を整理してみることをおすすめします。
例えば、
- 現在の手取り月収
- 毎月の固定費(家賃・住宅ローン・保育料など)
- 毎月最低限必要な生活費
この3つがはっきりするだけでも、「ここまでなら収入が下がっても大丈夫」という目安が見えてきます。
転職は、今の給与だけで判断するものではありません。
働きやすい環境になって長く働けたり、新しい経験やスキルを身につけたりすることで、数年後に収入アップにつながることもあります。
目先の年収だけではなく、「これからどんな働き方をしたいか」という視点でも考えてみてくださいね。
実際にわが家で試算した結果を、こちらの記事で紹介していますので、気になる方は参考に見てみてください。
▶︎収入ダウンしてでも転職すべき?FP1級ワーママが手取りで試算した結果
⑤ パートナーに早めに話しておく
ワーママの転職活動は、どうしても”一人だけ”では進めにくい場面があります。
面接の日程調整、応募書類を作る時間、子どもの急な体調不良…。
普段の生活にプラスして転職活動を進めるには、周りの協力があるとかなり動きやすくなります。
私は「来週面接が入ったんだけど、お迎えお願いできる?」「子どもに何かあったときのために、◯日は予定を空けておいてほしい」とお願いすることもありました。
まだ転職するか迷っている段階でも、
「働き方を変えたいと思ってる」
「こんな働き方ができたらいいな」
と、まずは気持ちを共有しておくと良いと思います。
”自分ひとりで抱え込まないこと”も、転職活動を無理なく続けるための大切なポイントです。
⑥ 子どものサポート体制を確認する
転職活動では、平日の昼間に面接が入ったり、対応が必要になることもあります。
さらに、転職後は勤務時間や生活リズムが変わることもあるので、子どものサポート体制もあらかじめ確認しておくと安心です。
例えば、
- 面接の日に子どものお迎えをお願いできる人はいるか
- パートナーは早退や休みを取れるか
- 新しい勤務時間でも、保育園のお迎えに間に合いそうか
こうしたことを考えておくと、転職後の生活もイメージしやすくなります。
また、働き方を変えるにあたって、保育園の継続利用条件も確認しておくと安心です。
自治体によっては、働き方や就労時間が変わることで、保育園の利用条件や利用時間に影響する場合があります。
ルールは自治体ごとに異なるので、早めに確認しておくと安心ですよ。
転職は「内定をもらうこと」がゴールではありません。
転職後も無理なく仕事と育児を両立できるかまで考えておくことが、ワーママの転職ではとても大切だと思います。
⑦ 求人を眺めてみる
「転職活動を始める」と聞くと、すぐに応募し始めなきゃいけない気がしますよね。
でも最初は、求人を眺めるだけでも大丈夫。
求人を見てみると、
「こんな仕事もあるんだ」
「この条件なら私でも応募できそう」
と、新しい発見がたくさんあります。
同時に、
「完全在宅の求人は意外と少ないんだな」
「この条件だと年収はこのくらいなんだ」
と、今の転職市場のリアルも少しずつ見えてきます。
こうした情報を知るだけでも、求人選びの基準が少しずつ整理されていきます。
だから最初は、「応募するため」ではなく、「情報収集のため」に求人を見る、くらいの気持ちで大丈夫です。
まずは求人サイトや転職エージェントに登録して、気になる求人をのぞいてみる。
そうして少しずつ視野を広げていきましょう。
在宅ワークを目指す方は、こちらの記事も参考に読んでみてください。
⑧ 履歴書・職務経歴書の下準備をする
履歴書や職務経歴書は、作成するのに意外と時間がかかります。
私も最初に職務経歴書を書こうとしたとき、「何から書けばいいんだろう…」と手が止まってしまい、気づけば何時間も経っていました。
特にワーママは、子どもが寝た後やスキマ時間で進めることが多いため、事前に少し準備しておくだけでもかなりラクになります。
まずは、
- これまで経験してきた仕事
- 担当していた業務
- 資格やスキル
- 仕事で工夫したことや頑張ったこと
などを、思いつくまま箇条書きにしてみてください。
また、産休・育休期間の書き方や時短勤務の伝え方など、ワーママならではのポイントを知っておくと、書類作成もスムーズになりますので、参考にしてみてください。
▶︎【産休育休】履歴書・職務経歴書の書き方|ワーママが使える例文と書き方のポイントまとめ
⑨ 転職エージェントに登録する
転職エージェントに登録する前の私は、
「登録したら何度も電話がかかってきそう…」
「無理に求人を勧められたら断れないかも」
と不安に思っていました。
でも実際に利用してみると、そんな心配はありませんでした。
転職エージェントを利用して一番良かったと思うのは、一人で悩まなくてよくなったことです。
職務経歴書を添削してもらったり、面接対策をしてもらったりする中で、
「この経験もアピールできますよ」
「同じような条件で転職に成功している方もいますよ」
と声をかけてもらえたことで、前向きな気持ちで転職活動を進めることができ、本当に心強かったです。
もちろん、担当者との相性が合わないこともあります。
でも、その場合は担当者を変更してもらうこともできますし、「合わないな」と思えば退会することもできます。
まずは「今の状況で転職できそうか相談してみる」くらいの気持ちで、自分の市場価値を知ることが大切です。
ワーママ向けのおすすめ転職エージェントを知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
▶ワーママの転職に強いエージェント5選|子育てしながら働きやすい仕事を見つける方法
⑩ 転職活動のスケジュール感を決める
最後に、転職活動を始める前に「いつまでに転職したいか」をざっくり決めておくことをおすすめします。
例えば、
- 半年以内に転職したい
- 子どもが小学校に入学するまでに働き方を変えたい
- 年内には今の職場を辞めたい
このくらいイメージしておくと良いと思います。
私も
「もう少し準備してから」
「もう少し落ち着いたら」
と思っているうちに、なかなか一歩を踏み出せない時期がありました。
でも、転職活動に完璧なタイミングはありません。
動き始めたからこそ見えてくることもありますし、求人や転職エージェントとの出会いで考え方が変わることもあります。
だからこそ、期限をざっくり決めて、小さな一歩を積み重ねていくことが大切です。
転職のタイミングに迷っている方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
▶︎転職のタイミングがわからない。迷いをなくす5つの判断基準
チェックリスト|ワーママの転職準備でやること10選
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
最後に、転職前にやることをチェックリストにまとめました。
全部を一度にやる必要はありません。
まずは①〜③だけでも整理できればOK。
ぜひチェックリストを活用して、少しずつ進めてみてくださいね。

①〜③が終わった方へ
次は実際に求人を見てみましょう。
求人を見始める前に、
エージェントと転職サイトの違いを知っておくと迷いません。
▶ワーママは転職エージェントと転職サイトどっちがおすすめ?違いと選び方を解説
まとめ|まずはできることを一つやってみよう
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
転職準備でやることを10個紹介しましたが、全部を一度にやる必要はありません。
まずは、
- 「なぜ転職したいのか」を言葉にする
- 希望条件に優先順位をつける
- 自分の強みを整理する
この3つができれば、転職活動を始める準備はOK。
私は最初の転職活動では、4か月で100社以上応募して内定ゼロという悔しい結果になりました。
だからこそ、この記事では「あのとき最初にやっておけばよかったこと」をお伝えしました。
でも一方で、動いたからこそ気づけたことや、学べたこともたくさんあります。
転職活動に完璧なタイミングはありません。
「求人を少し見てみる」「自分の希望条件を書き出してみる」そんな小さな行動でも、転職活動の第一歩です。
この記事が、あなたにとって最初の一歩を踏み出すきっかけになれたら嬉しいです。

私は100社以上応募という、かなりの遠回りをしました。
だからこそ、この記事を読んでくださった方には、同じ思いはしてほしくありません。
まずは今日できることを一つだけ。
その小さな一歩が、数か月後の働き方を変えてくれると思います。






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