お金の知識を身につけたい、金融業界で働きたい、仕事の幅を広げたい等、さまざまな理由でファイナンシャルプランナー(FP)の資格取得を目指す方がいらっしゃると思います。スクールや通信講座など勉強方法がたくさんありますね。書店にいけばテキスト等もたくさん置いてあります。しかし中には、仕事や育児でなかなかスクールに通う時間なんてない、と言う方もいらっしゃると思います。
そのような方にも諦めないでほしい。そんな思いからFP1級合格までの道のりを公開することにしました。
FPって独学で合格できるの?
結論、独学で合格できます。
なぜなら私が独学で合格したからです!
私は高校卒業後就職し、仕事をしながら19歳でFP3級を取得しました。特別頭が良いわけでも、難関校出身でもありません。そんな私が仕事をしながら独学でFP1級に合格しました。計画的にコツコツ、正しい勉強法で努力を続ければ、独学でも十分に合格を狙える資格です。
お金の勉強なんてしたことない!それでも合格できる?
19歳でFP3級を取得しましたが、はじめは何の知識もなく、ライフプラン…?資産運用…?保険…?と出てくる言葉自体、よく分からない状態でのスタートでした。今はネットで調べたり質問できたり、書店でもFPの概要が理解できるような本がたくさん並んでいます。
だから、大丈夫!今までお金の勉強なんてしてこなかった、保険や税金の話って難しくてよく分からない、という方も1から学んで合格できます。私がそうでしたから。
仕事をしながらでも合格できる?
仕事をしながら資格取得。勉強時間を確保するのが大変ですよね。
でも大丈夫。仕事をしながら勉強し、資格を取得されている方はたくさんいます。
仕事の日は帰宅後の時間のうち何時間勉強にあてるのか、休日は何時間勉強にあてるのか。独身の方はある程度自分で時間を使えると思いますが、結婚されている方やお子さんがいる方は、ご家族の理解と協力が必要だと思います。
人によって状況や勉強する環境はさまざまですが、限られた時間をどう使うかしっかり考え、試験まで計画的にコツコツと勉強すればあなたも必ず合格できます。
必要な勉強時間は?
3級は100時間程度、2級は200時間以上、1級は400時間以上を目安にしていただきたいです。
保険業や宅建業に携わっている方等、ある程度の知識があると分野によっては勉強もスムーズに進むかと思いますので、上記の時間以下でも合格できるでしょう。全くの始めての方は上記の時間を1つの目安にして、勉強のスケジュールを立ててみましょう。
勉強方法は?
私が実際に試験まで行ってきた勉強方法とスケジュールをご紹介します。1級、2級、3級と学ぶボリュームは異なりますが、この方法で合格しています。
1.短期集中型で合格をつかむ
それぞれの級に何年もかけて勉強していません。友達とも遊びたいし趣味もたくさんある。出かけたいし恋もしたい。そんな年頃でしたので、勉強は短期集中型。3ヶ月前から本格的に勉強スタート。1級を受ける時は、試験日までラスト1ヶ月、休日でも誰とも会わずにひたすら勉強していました。
2.テキストは3回読む
1回目はとりあえずざっと読み進めます。この時は細かいことは頭に入れなくて構いません。試験全体を把握できればOKです。「なんとなくこの分野は難しそうだな」とか「この分野はだいたい理解できたな」くらいでOKです。
2回目はテキストを読みながら、問題集を解きます。テキストと問題集がリンクしているものを選ぶのがおすすめです。
3回目は問題集を解いて、分からない部分や、苦手な部分をテキストで振り返ります。覚えきれていない部分や苦手な分野が絞れてきます。
このような流れでテキストを最低でも3回は読むようにしていました。試験まで余裕のある方は、ぜひ4~5か月前からテキストを読むようにしてみてください。
3.過去問を3回解く
FP3級に関しては「過去問だけで受かりました」という方がいるくらい、過去問を解くことは大切です。過去3年分×3回は解きましょう。ここで注意していただきたいのは、法改正です。テキストやインターネットで法改正情報が分かるので、過去問を解く際には確認しましょう。
過去問はインターネットから過去問を自分でダウンロードして解くことができます。過去問を解く際には必ず時間を測りましょう。決められた時間に慣れることが重要です。
難しい問題に何分もかけては限られた試験時間で終わらなくなってしまいます。最初から時間内に終わらせる必要はありませんので、「この問題に時間かけすぎたな」とか「最後の方、焦ってしっかり問題文を読めなかったな」と振り返ってみましょう。
また、1番の問題から順に解く必要はありません。得意な分野から解いて、しっかり読めば得点できるような問題で失点しないようにしましょう。
4.予想模試を解く
問題集や過去問を3回も解けば、問題文を読んだだけで答えが分かってしまうようになります。
試験が近くなったら、力試しのためにも予想模試をやりましょう。予想模試をやる前には、分野ごとの時間配分やどこから解くかを決めておきましょう。また、この時にも大切なのは時間を測ってやることです。できれば開始時間も試験と同じ開始時間で、緊張感を持ってやると良いでしょう。
そして必ず復習することが大切です。
まとめ
私の勉強方法を紹介させていただきました。この方法で宅地建物取引士も合格していますので、他の資格取得の勉強にも活用できると思います。
今回はざっくりとした勉強の流れをお話しましたが、FP1級、2級、3級とそれぞれの級によって違いもありますので、級ごとの勉強方法や試験日までの流れ、おすすめのテキスト等記事にしていく予定です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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