「時短にする?パートにする?フルタイムで戻る?」
育休明けの働き方って、本当に悩みますよね。
私は悩んだ末に、正社員フルタイムで復帰しました。
「収入を守りたい」「正社員を手放したくない」——そんな気持ちがあったからです。
でも数年後、私は在宅パートへ転職しました。
フルタイムを選んだことを後悔しているわけではありません。
ただ、実際に働いてみて気づいたことがありました。
この記事では、
- 育休明けの働き方の違い
- フルタイム復帰して感じた現実
- 私が在宅パートへ転職した理由
をまとめています。
今、働き方に悩んでいるワーママの参考になれば嬉しいです。
育休明けの働き方、私はフルタイムを選んだ
時短・パート・フルタイム、何が違う?
育休復帰を前に、まずは「どんな働き方があるのか」を整理しました。
大きく分けると、選択肢はこの3つです。
① 正社員フルタイム復帰
育休前と同じ条件で職場に戻る働き方です。
収入は変わらない安心感がある一方で、仕事と育児を本格的に両立していく必要があります。
② 時短勤務
子どもが3歳になるまでは、法律上、1日6時間まで勤務時間を短縮できる制度があります。
正社員のまま働けるのがメリットですが、その分お給料は勤務時間に応じて減ります。
また、職場によっては「時短を取りづらい雰囲気」を感じることもあるかもしれません。
③ パートで復帰
収入は下がるものの、勤務時間や働き方に柔軟性が出やすい働き方です。
子どもの体調不良や家庭との両立を考えると、安心感を感じる人も多いと思います。
悩んだ末にフルタイムを選んだ理由
一番の理由は収入でした。
パートや時短になれば給与が下がる。子育て中はなにかとお金がかかる。そう考えると、収入を下げることへの不安がどうしても拭えませんでした。
もう一つは、「正社員を手放すのが怖い」という気持ちです。長年勤めてきた職場での立場、積み上げてきた経験。それを育休をきっかけに手放すことへの抵抗がありました。
迷いはたくさんありましたが、当時の私は「まずは今の働き方を続けてみよう」と決めて、復帰することにしました。一度フルタイムでやってみてどうしても厳しかったら、会社と相談して変えればいいかな、くらいに思っていました。
職場に希望を出したら、想定外の回答が返ってきた
もともと時短での復帰を考えていた
育休復帰が近づいたとき、最初から「フルタイムで戻ろう」と思っていたわけではありません。本当は、時短で少しずつ慣らしながら復帰したい気持ちがありました。
でも、当時の職場ではそれが難しく、「今ある選択肢の中で決めるしかない」状況でした。
職場には以下の3つを希望として伝えました。
- 時短勤務にしたい
- 在宅ワーク、または自宅から近い店舗で働きたい
- 自宅から遠い店舗は難しい
「まずは時短で慣らしながら、様子を見ていこう」というイメージでいました。
職場の回答は「正社員の時短はNG」だった
ところが、職場からの回答はこうでした。
- 時短勤務は正社員ではNG。パート社員になるなら時間短縮OK
- 在宅ワークはNG。自宅から近い店舗であれば勤務可
- 正社員は残業あり・なし、どちらでもOK
育児・介護休業法では、3歳未満の子を持つ労働者が申請した場合、短時間勤務を認めなければならないと定められています。ただ実際には、会社の規模や職場環境によって、制度を利用しづらいケースがあるのも現実です。
正直、思うところはたくさんありましたが(笑)すぐに辞めるつもりはなかったので、与えられた選択肢の中で考えることにしました。結果として「自宅から近い店舗・残業なし・正社員フルタイム」で復帰することに決めました。
父の一言が背中を押してくれた
最後まで悩んでいたのは、【正社員で復帰する】か【パート社員で復帰する】かでした。このとき父に相談すると、こんな言葉が返ってきました。
「正社員でもパートでも、子どもの急な体調不良で早退したり、周りにお願いしたりするのは一緒でしょ?どっちにしても気をつかうんだから、だったら正社員の方がいいんじゃない?」
…確かに。どっちにしろ気をつかうなら条件のいい方を選んでもいいか…と思えました。
父なりの考えだったと思いますが、この言葉を聞いて私は気持ちの整理ができ、正社員フルタイムを選ぶ最後の後押しになりました。
フルタイムで復帰して気づいた現実
毎日が“回すだけ”で精一杯だった
復帰前は、「大変だとは思うけど、なんとかなるはず」と思っていました。
でも実際は、“なんとかする”だけで毎日が終わっていく感覚でした。
朝は、自分の準備より先に子どもの支度。
朝ごはんを食べさせて、保育園の準備をして、お弁当を作って、ぐずる子どもをなだめながら家を出る。
会社には、いつもギリギリ。就業時間の2分前に滑り込むような毎日でした。
仕事が終われば、今度は時間との戦いです。
急いで保育園へ迎えに行って、帰宅したら休む間もなく夕飯、お風呂、寝かしつけ。
やっと子どもが寝た頃には、私の体力も気力も空っぽ。
「今日も終わった…」と倒れるように寝るだけで、自分の時間なんて1分もありませんでした。
しかも、子どもからもらった風邪は全然治らない。
治りかけた頃にまた別の風邪をもらって、気づけばずっと体調不良。
今振り返ると、心も体もかなり限界だったと思います。
子どもとの時間を大切にしたいのに、できない
本当は、もっとゆっくり話を聞いてあげたかった。
もっと笑って、一緒にごはんを食べたかった。
でも現実は、「早く!」「急いで!」ばかり。
保育園から帰ってきても、時計を見ながら次の行動に追われる毎日。
気づけば寝る時間は22時を過ぎることもあり、ごはんもお風呂も“こなす”だけになっていました。
余裕がないから、ついイライラしてしまう。
怒ったあとに寝顔を見て、「なんであんな言い方したんだろう」と自己嫌悪になる。
子どもだって、毎日頑張っている。
保育園でたくさん我慢して、小さい体で一生懸命過ごしている。
それは頭ではわかっているのに、私は全然寄り添えていませんでした。
寝かしつけのあと、一人で泣いてしまう日もありました。
「仕事も大切にしたい」
「でも、子どもとの時間も大切にしたい」
その間で、ずっと気持ちが揺れていました。
「このままでいいのかな」と思い始めた瞬間
転機になったのは、ある日の寝かしつけでした。
子どもをトントンしながら、
「今日も怒ってしまった」
「今日もちゃんと向き合えなかった」
そんなことを考えていたら、涙が止まらなくなったんです。
そのとき、ふと思いました。
「私は、何のためにこんなに頑張っているんだろう」
収入を守りたかった。
せっかく続けてきた正社員のキャリアも手放したくなかった。
だから必死でフルタイムを続けていたけれど、その代わりに、毎日いちばん大切にしたかった“子どもとの時間”が削られていく感覚がありました。
もちろん、フルタイム復帰を選んだこと自体を後悔しているわけではありません。
当時の私にとっては、収入やキャリアを守るために必要な選択だったと思っています。
でも実際に働いてみると、この働き方が合っていなかったんだと思います。
「このままの毎日を、あと何年も続けられるのかな」
そう考え始めたことが、働き方を見直すきっかけになりました。
育休明けの働き方、それぞれのメリット・デメリット
フルタイムで数年間働いてみて感じたのは、
どの働き方にも「正解」と「大変さ」の両方があるということです。
実際に経験してみて感じた、それぞれのリアルなメリット・デメリットをまとめます。
正社員フルタイム|収入は安心。でも毎日に余裕がなくなりやすい
フルタイムの一番大きなメリットは、やはり収入面の安心感でした。
毎月の給与が大きく変わらず、正社員としての福利厚生やキャリアも維持できる。
育休の再取得など、制度面の安心感があるのも大きかったです。
一方で、子育てをしながらのフルタイム勤務は、想像以上にハードでした。
毎日が時間との戦いで、自分の休む時間はほとんどありません。
子どもの急な発熱で仕事を休むたびに申し訳なさを感じたり、「ちゃんと働けていない」というプレッシャーを抱えることもありました。
収入は守れても、心と体の余裕はどんどん削られていく。
当時の私は、そんな感覚でした。
- 収入が大きく下がらない
- 正社員としての福利厚生やキャリアを維持できる
- 育休取得など制度面の安心感がある
- 仕事と育児の両立による負担が大きい
- 急な休みに気をつかいやすい
- 自分の時間や心の余裕がなくなりやすい
平日の家事は必要最低限にし、夫と協力して回していました。
時短勤務|働きやすさは増える。でも職場環境に左右されやすい
「フルタイムは厳しい。でも正社員は続けたい」
そんな人にとって、時短勤務はかなり現実的な選択肢だと思います。
勤務時間が短くなるだけでも、朝や夕方のバタバタ感はかなり変わります。
パートほど収入が下がらないのも安心材料です。
ただ実際には、職場の雰囲気によって働きやすさが違うと思います。
時短勤務を使うことに後ろめたさを感じたり、周囲に気をつかってしまったり…。
「制度はあるけど、使いやすいとは限らない」という難しさもあります。
さらに、時短勤務は子どもが3歳になると終了するケースが多く、「その後どうするか」を考える必要も出てきます。
- 正社員のまま勤務時間を減らせる
- フルタイムより家庭との両立がしやすい
- 収入減が比較的ゆるやか
- 職場によっては使いづらい雰囲気があることも
- 周囲への気遣いがストレスになることもある
- 時短終了後の働き方に悩みやすい
法律で定められてはいますが、私の職場では認められませんでした。社会の動きとともに選択肢として選びやすくなると嬉しいですね。
パートで復帰|収入は減る。でも“余裕”を取り戻しやすい
パート勤務は、収入面では不安がある一方で、時間と気持ちに余裕ができやすい働き方だと感じました。
勤務時間を調整しやすく、子どもの体調不良にも対応しやすい。
「毎日を回すだけで精一杯」という状態から少し抜け出しやすくなります。
実際、私自身も働き方を変えてから、子どもと笑顔で過ごせる時間が増えました。
もちろん、収入が下がる不安はあります。
社会保険や扶養のことを考える必要もあり、私の場合、パート社員で例えば9時〜16時で働くと育休前収入の半分程度になります。これから保育料もかかるし、2人目の育休手当も減るため、最初はかなり悩みました。
ただ、転職を考えた際に手取りを計算してみました。すると「思っていたより減らないかも」と感じました。特に、社会保険料や税金の負担を考えると、額面ほど大きな差が出ないことがあります。
このあたりは、実際に試算してみるとかなりイメージしやすくなると思います。
私が在宅パートへの転職を決めた理由
「転職しないこと」にも、代償があると気づいた
転職に踏み切れなかった一番の理由は、やっぱりお金でした。
収入の余裕が心の余裕に必要だと思っていました。でも実際は時間の余裕の方が大事だということに気がつきました。
収入が下がったらどうしよう。
教育費もこれからかかる。
物価も上がっているし、簡単に給料を下げるなんて怖い。
そう思って、「今を耐えるしかない」と自分に言い聞かせていました。
でも、あるときふと気づいたんです。
「今の働き方を続けることにも、ちゃんと“コスト”がかかっているんだ」って。
お金の不安ばかり見ていたけれど、時間や心の余裕も、同じくらい大事だったんですよね。
毎日ヘトヘトで、子どもに優しくできない。
ずっと時間に追われて、気持ちに余裕がない。
平日はめいっぱい働き、土日は子どもとめいっぱい遊ぶ。そのメリハリが自分に合っていると思っていましたが…
実際は体調を崩しても無理して働いて、休日は“休むだけ”で終わっていく。
その状態を続けることで、私は少しずつ心も体も削られていました。
一番つらかったのは、
「子どもとの時間を大切にしたい」と思っているのに、それができない自分自身。
転職には確かにリスクがあります。
でも同時に、「このまま働き続けるリスク」もある。
その2つを並べて考えたとき、初めて私は、
「もう、働き方を変えてもいいのかもしれない」
そう思えるようになりました。
“収入”より、“今しかない時間”を優先したかった
実際に転職を考え始めてから、私は手取りベースで家計を細かく計算してみました。
すると、パートになって収入が下がっても、社会保険料や税金を含めて考えると、「思っていたほど大きな差ではないかもしれない」とわかったんです。
もちろん不安がゼロになったわけではありません。
でも、「少し収入が減っても、今の生活を変えたい」という気持ちのほうが大きくなっていきました。
それに、子どもが小さい時間って、本当にあっという間なんですよね。
毎朝「早くして!」と急かして終わるのではなく、少しだけでも笑って話せる朝を過ごしたい。
お迎えのあとも、「急いでお風呂!早く寝て!」ではなく、子どもの話をちゃんと聞ける時間がほしい。「ママやって」と甘えてくる子どもに応えてあげたい。
そんなふうに思うようになってから、私の中で「何を優先したいのか」が少しずつ変わっていきました。
動き出して初めて、「選択肢がある」と知った
私は、通勤時間の負担もかなり大きかったので、「在宅ワークができる仕事」を軸に転職活動を始めました。
でも最初は正直、
「子持ちで、しかも在宅ワークなんて、そんな都合のいい仕事あるのかな」
と思っていました。
実際、求人を見ても不安になるし、応募ボタンを押すだけでも怖かったです。
それでも少しずつ動いてみると、意外と“子育てに理解のある働き方”はたくさんありました。
転職エージェントに相談したとき、
「子育てしながら在宅勤務に転職される方、実際にいますよ」
と言われたことは、今でも覚えています。
その言葉を聞いたとき、
「私だけじゃないんだ」
「もしかしたら、今の働き方を変えられるかもしれない」
そう思えて、初めて少し前向きになれました。
転職って、最初の一歩が本当に重たいです。でも意外と始まってみるとなんとかなることが多いです。
育休明けの働き方に悩んでいるワーママへ
保育園に預けることへ、罪悪感を持ちすぎなくていい
育休明けの働き方を考えていた頃、私は“保育園に預けることへの罪悪感”にもずっと悩んでいました。
「保育園に預けるのはかわいそうなのかな」と。
実際、周囲から
「小さいうちはお母さんと一緒にいた方がいい」
と言われて、心が痛む思いをしました。
本当は、金銭的な不安がなければ、もっと子どもと一緒にいたい。
そう思っていたからこそ、余計につらかったです。
でも実際は、毎日ずっと子どもと向き合い続けることにも、心と体のエネルギーが必要です。
仕事をすることで気持ちが切り替わったり、社会とのつながりを感じられたり。
“お母さん”だけではない時間があることで、救われる部分もありました。
自分の時間や夫婦の時間も大切です。
そして、自分に少し余裕が持てると、自分も子どもも笑顔になる。私はそう思います。
家族が楽しく過ごせるのなら「保育園を利用すること=かわいそう」なんてことはありません。
保育園に頼ることも、周囲に頼ることの一つ。
一人で全部抱え込まなくていい。
自分が笑顔でいられることは、家族が楽しく過ごすためにも大切なことだと感じています。
まずは、「何を一番守りたいか」を考えてみてほしい
育休明けの働き方って、本当に悩みますよね。
フルタイムに戻るべき?
時短のほうがいい?
いっそパートや転職もあり…?
私自身、何度も悩みました。
そして実際に働いてみて思ったのは、「どれが正解か」は人によって全然違うということです。
だからこそ大切なのは、
「自分は何を一番大事にしたいのか」を整理することだと思っています。
たとえば——
- 収入やキャリアを優先したいなら、フルタイムや時短勤務
- 子どもとの時間を増やしたいなら、パートや在宅ワーク
- 心と体の余裕を守りたいなら、残業なし・通勤負担の少ない働き方
もちろん、本音を言えば全部ほしいですよね。
収入もほしいし、子どもとの時間もほしいし、自分の余裕もほしい。
でも実際は、全部を完璧に叶えるのはなかなか難しい。
だから私は、「今の自分にとって一番大事なものは何か」を決めることが、働き方を選ぶうえで大切だったと感じています。
「収入が減るのが怖い」は、数字で見ると少し変わることもある
私も最初は、「パートになったら生活できないかも」と本気で不安でした。
でも実際に、手取りベースで家計を試算してみると、想像していたほど極端な差ではないケースもありました。
特に、社会保険料や税金、扶養の範囲などを含めて考えると、“額面”と“実際に自由に使えるお金”には差があるんですよね。
もちろん、家庭によって条件は違います。
だからこそ、「なんとなく不安」で判断するより、一度数字で見てみることをおすすめしたいです。
実際に試算してみると、「意外といけるかも」と気持ちが整理できることもあります。
転職するか決めてなくても、“情報を知る”だけで気持ちは変わる
もし今、
「今の働き方、このままでいいのかな」
「在宅ワークって実際どうなんだろう」
「子持ちでも転職できるのかな」
そんなふうに悩んでいるなら、まずは転職エージェントに話を聞いてみるだけでも十分だと思います。
私も最初は、「転職するかはまだ決めてないし…」と迷っていました。
でも実際に相談してみたことで、
- 今の自分でも応募できそうな求人
- 子育てに理解のある会社
- 在宅勤務が可能な働き方
こういった“現実的な選択肢”が見えてきました。
一人で考えていると、「無理かもしれない」で止まってしまうことって多いんですよね。
でも、実際の求人や事例を知るだけでも、「こういう働き方もあるんだ」と視野がかなり広がります。
転職するかどうかは、そのあと決めれば大丈夫。
まずは情報を知ることから始めてみるのも、一つの方法だと思います。
育休明けの働き方に、“たった一つの正解”はない
あなたの心の余裕は、家族が楽しく過ごすためにも必要なことです。
私は最初、フルタイム復帰を選びました。
そして数年後、在宅パートへの転職を選びました。
振り返ると、そのときの自分なりに必死に考えて選んだ道だったと思います。
だから今、もし悩んでいるなら、
「どれが正しいか」ではなく、
“今の自分と家族にとって、何を大切にしたいか”
を基準に考えてみてください。
働き方は、一度決めたら一生変えられないものではありません。何事も無理をして続けるのはきつい。どこかで息切れしてしまいます。
その時々の自分に合う形へ、少しずつ見直していけば大丈夫です。
育休明けの働き方に悩むあなたの気持ちが、この記事で少しでも軽くなったら嬉しいです。






コメント